トルコのBesiktas Shipyardに定期検査で入渠している当社のPCTC”Iris Ace”を訪問しました。これまでの商船三井のキャリアの中で、自動車輸送関係が最も長かったので、最も親しみのある船種である。

トルコは海外からの訪問者に対して、長期間の強制隔離や行動制限を行っておらず、また、トルコ航空が多くの路線を、コロナ期間中も維持していることで、海運会社にとって大きな問題となっている船員交代でも注目される国となっている。また、多くの造船会社があり、修繕と検査を主要な業務としていること、また、他の国の造船所が海外からの労働者に依存している為、労働力不足を起こしているが、トルコは職員がほぼ全てトルコ人であることからそのような問題はなく、品質も技術も高いレベルにある。まだまだ、日本の船主の皆さんにはトルコの海事産業の知名度が低いかも知れませんが、トルコをもっと活用して欲しいと思います。私もトルコの海事産業の紹介にも力を尽くしたいと思います。